弊社の商品は全て「生物」です。即ち、購入者の元へお届けするまでの温度管理が品質に大きな影響を与えます。そのため、弊社の丸1尾商品(ラウンド)は「梱包時に中心温度は5度以下であること」と定めています。これは、食中毒菌の増殖抑制と自己消化を遅らせる目的があります。この記事では、徹底した品質管理がなぜ必要だったのかを深掘りし、弊社こだわりの温度管理体制をご紹介します。
商品のこだわり:
- 血抜き:注文の入った養殖魚は当日水揚げによる活締め&神経締め後、海水氷を活用して血抜き行い、自己消化が進む原因をなるべく取り除きます。
- 神経締め:通常の活〆作業に加え、神経締め(専用のワイヤーで、魚の中骨上部に沿って走っている脊髄を破壊)することで、ATPの減少を防ぐとともに、死後硬直が始まる時間を先延ばしできます。通常の活締めよりも鮮度が長持ちするのと、身の弾力の強さをお楽しみいただけます。
こだわりの5度以下梱包:
- 海水氷保管: 血抜き及び活締め&神経締めが完了した養殖魚は、中心温度が5度以下になるまで冷やし込みます。これは、ヒスタミン産生菌を抑えるための処置と思って頂ければと思います。
- 作業時間:梱包作業は中心温度5度以下の状態でなるべく早く梱包してしまう必要があるため、必ず2名で行っています。氷に直接魚が触れないよう対策の上、氷をしっかり敷き詰め梱包工程を完了させています。
こだわりの5度以下流通:
- 大前提: 弊社の梱包に対するこだわりは「5度以下梱包」です。そのため、配送業者の流通できる温度帯は5℃以下で流通できる強みを持っている必要性が、弊社の品質維持の点から出てきます。
- 業者選定: 弊社の考える身近な主要配送業者大手3社は、①日本郵便、②ヤマト運輸、③佐川急便かなと思っています。その場合、前述の前提条件を満たす業者は①の日本郵便のみとなります。
日本郵便:ゆうパックチルド便:
- 低温輸送: 低温輸送のサービスに絞ると「0度~5度」で流通して頂ける日本郵便一択になります。送料が他2社より高くても品質の面で安心・安全が見込める方が弊社にとって重要です。
- 品質維持:ご注文を受けた商品の梱包~お届けまで全ての工程で5度以下をキープしつつ、お届けが可能なゆうパックチルド便。美味しい養殖魚をお届けしたい弊社にとって他社よりも、より品質を維持できると言う利点に大きな意味があると考えています。
「美味しい養殖魚を届けたい」×「食中毒予防をしたい」×「新鮮な状態を維持したい」が組み合わさることで誕生した弊社の品質管理体制。一貫して高品質の魚を提供するためにも、未来永劫維持するべき管理体制だと考えております。チルド(冷蔵)便においては日本郵便が利用できない場合を除き、弊社のチルド商品は全て日本郵便より発送させて頂きます。