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例外なく加工処理サービスをお断りする3つの理由

株式会社こもこもShopは丸1尾(ラウンド)の商品をメインに扱い、徹底した品質管理体制にて、通販商品の梱包・配送を行っております。一方で、鱗や内臓・エラの除去サービス等は提供しておりません。

本記事では、なぜ当社の養殖魚は加工処理サービスをしないのか?について詳しく説明いたします。

理由その①

養殖魚を育てる生産者として、鮮度の良い状態の魚を皆様に提供したいと考えているからです。捌く等の手間を加えることで鮮度が急速に落ちるだけでなく食中毒リスクも高まりよろしくありません。

食中毒リスクとは?

食中毒の観点から言えば「腸炎ビブリオ」という食中毒菌が存在しているので、真水で洗いながら処理する方法は推奨です。一方で、海水と真水は異なりますので、魚の身は真水に触れる時間が長い程傷んでしまいます。弊社で加工処理サービスをしない理由はそこにあります、品質が維持できない恐れがあるためです。

仮に弊社が加工処理サービスまで手掛ける場合には、水道水を冷やすための装置である冷水チラー(10度維持)と器具や床、シンク、魚を洗うために利用する用として電解水装置は導入しなければと考えます。

理由その②

個人向けの理由となりますが、漁村で育った私たちにとって「ご家庭での魚食教育」は大切なことであると考えています。親子で新鮮な魚に触れ、自らが捌いて食べる流れをお子様に体験してもらいたいです。「鮮度が良い魚を食べて味を知る意味」、「魚が捌ける意味」等、経験すればそれは生涯役に立つ「財産」と考えます。

商品ご到着後

ご到着後は素早く捌き、キッチンペーパー+ラップで柵を包み、冷蔵温度帯(10℃以下)で保管する等のご対応を推奨しております。また、消費期限として、刺身の場合は発送後 2 日以内推奨しています。3日目以降は、念のため火を通してお召し上がりください。

理由その③

株式会社こもこもShopは、乾物の販売を含む魚介類販売業の営業許可を宇和島保健所より承認して頂いておりますが、魚に関しては加工処理が出来るように設定しておりません。当社は、通販業務を始める2023年12月末までBtoB取引のみでビジネスを展開しており、活魚を数トン単位で商社に卸すモデルだったため、梱包施設には浄化槽等、加工に必要な設備が整っておりません。

もし、加工までするなら?

浄化槽を含める水産加工設備を整える必要が出てきます。コストがかかるため代替案として、地域の水産加工業者に委託製造、委託販売をお願いする形で対応することが今現在、無難であると考えます。

当店では以上の理由により、例外なく加工処理サービスをお断りする方針にしております。一方、創業50年以上の企業として、鮮度抜群で養殖魚をお届けする品質管理体制を構築しておりますので、こもこもShopでのショッピングを通じて、鮮魚の美味しさと安全性を存分に楽しんで頂ければ幸いです。

この記事を監修した人:こもこもShopの長男

SNS・ブログ担当の福島です!こもこもShopの事務業務から現場業務まで幅広く携わっています。好きな料理は、真鯛のカルパッチョ。真鯛を刺身で頂く際には必ず作ります!

更新情報

About

宇和島こもぶち発!活〆養殖魚の業務用通販サイトこもこもShopは、手やりエサで大切に育てた、こだわり鮮魚を全国に直送する業販用通販サイトです。魚種は真鯛・ブリ・シマアジなど常時5~7種類。活締め後、海水氷を活用して血抜きをしながら、中心温度5度以下まで下げたのち発送します。仲卸を介さず、最高の鮮度とお得な価格で、全国の業販店、ご家庭にお届けできます。